がんとつきあう下痢を起こす要因について

下痢を起こしやすくするもの

以下のような特定のがん治療には、下痢を起こすことがあります。

  • 化学療法
  • 放射線療法
  • 腸の一部を切除する手術
  • 骨髄幹細胞移植

これらの治療は、腸の組織に影響を及ぼすため、食べ物の消化・吸収がうまくいかなくなり、下痢にいたることがあります。また、上記以外に、治療に使用される薬そのものが、下痢の原因となっている場合もあります。自分の症状を正確に医療者に伝えましょう。

そのほか、治療や投薬以外の危険因子としては、以下のようなものが考えられます。

ストレスおよび不安などの心的因子

がんとともに生きることや、がん治療によるストレスや不安が原因で下痢に至ることもあります。気になることや心配なことがあれば、抱え込まず、担当医や医療チームに相談しましょう。

ウイルスや細菌などの外的因子

一部のがん治療により、下痢を起こす感染症にかかりやすくなることがあります。また、ウイルスや細菌、さらに寄生虫などが体内に侵入し、下痢を引き起こす場合があります。そうしたウイルスや細菌などは、治療中に起きる可能性があります。主治医に相談し治療を受けましょう。

食べ物や栄養素による食物系因子

牛乳などの乳製品に含まれている乳糖、果物に含まれている果糖は、一部の人にとって下痢の原因となる場合があります。また、チューインガムやその他の砂糖不使用製品に含まれているソルビトールやマンニトールといった人工甘味料も、摂取の量などにより、下痢を引き起こすことがあります。

【監修】聖路加国際病院 緩和ケア病棟 ブレストセンター オンコロジーセンター ナースマネージャー 玉橋容子氏

ページの先頭へ戻る

市民公開講座のご案内

『肺がんを学ぶ~目指せ患者力アップ!~市民公開講座』のご案内(参加無料、事前申込制)

今後このお知らせを表示しない

閉じる