がんとつきあう/脱毛がん治療と脱毛

脱毛とは?

抗がん剤(化学療法)や放射線によるがん治療の副作用として、よく知られる症状に脱毛があります。命に関わる副作用ではないものの、外見の変化を伴う脱毛は、患者さんにとって、つらい症状のひとつとして挙げられます。

がん治療を受けたからといって必ずしも脱毛を生じるわけではありません。抗がん剤(化学療法)の種類や放射線治療の照射部位、治療の組み合わせ、患者さんの状況によっても症状は異なります。髪の毛だけでなく、手足の体毛、眉毛やまつ毛にいたるまで全身の毛が抜けることもあれば、身体の一部の毛だけが抜けることもあります。

個人差はありますが、髪の毛をはじめ、身体の毛が抜けることが心に与える影響は決して小さくありません。

がん治療に伴う脱毛を防ぐ方法はありませんが、治療による一時的な副作用であることを知っておきましょう。

また、治療前から脱毛に備えることで、精神的なつらさを和らげることができます。自分がこれからどんな治療を受けるのか、また治療を受けることでどんな脱毛が起きうるのかを事前に知っておけば、対策を練ることは可能です。脱毛を防ぐこと自体は避けられなくても、メイクやかつら(ウィッグ)などいろいろな対策法があります。がん治療の副作用としての脱毛について知識を深めて、上手に付き合っていきましょう。

【監修】埼玉医科大学国際医療センター 乳腺腫瘍科 教授 佐伯俊昭 先生

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