不安を受け止める自分の病状を正しく知る

初めての告知の場面で、冷静に医師の話に耳を傾け理解することは、誰にとっても難しいものです。頭の中が真っ白になって、何を説明されたのか覚えていないというのは、ごく普通の反応です。

とはいえ、治療を受けるのは自分自身です。まずは現在の自分自身の病状を正しく理解することが不可欠です。自分自身の病状とは、とかくがんに関連した臓器だけに気をとらわれがちですが、今までにかかった病気や現在治療している病気も含まれます。その上でこれから行われる治療を理解するように努めましょう。

自分のことは、つい悲観的に受け止めてしまいがちですし、やはり気持ちが動転して、大切なことを聞きもらしてしまう可能性もあります。同じ話を客観的に聞いてくれる人がいると、あとで情報を確認することもできて安心です。

最近では患者自身で治療を選択しなければならない場面に遭遇します。そのために気持ちが落ち着いてから、日を改めて家族や信頼できる友人と一緒に説明を聞く事を医療者はお勧めしています。

医師の説明を聞くときには、メモをとることを忘れずに。医師によってはテープで録音してもいいと言ってくれます。恐れずに聞いてみるのもいいでしょう。耳慣れない専門用語が出てきたときも、メモをしておいてあとでインターネットなどで調べれば、理解が深まります。

【監修】聖路加国際病院 緩和ケア病棟 ブレストセンター オンコロジーセンター ナースマネージャー 玉橋容子氏

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