ラ行 がん用語集

がんについて耳にするいくつかの専門用語を集めています。
五十音順で探すことができます。

罹患率 ( りかんりつ )

一定期間に、対象とする集団の中で新たにある病気にかかった人の割合を示した数値です。たとえば、「人口10万人あたりの罹患率」という場合、罹患者数を分子として、対象とする集団の人口を分母として割り、それに10万をかけるという算定式で出されます。
参考までに、日本人のがん罹患率は約30%といわれ、3人に1人ががんに罹患する計算になります(2006年現在)。また、生涯でがんに罹患する確率は、男性約54%、女性約41%となっています(2003年のデータに基づく、国立がんセンターがん対策情報センターの最新がん統計より)

臨床試験 ( りんしょうしけん )

新しい治療薬や治療方法、検査方法の有効性と安全性の評価や検証を行うための研究を目的とした診療のことです。多くの患者の協力のもとに長期間にわたって行われ、臨床試験の結果、一定の基準に達して価値あるものとみなされたとき、一般の診療に採り入れられます。臨床試験の中で、厚生労働省からの承認を得るためのものは治験といいます。

リンパ節郭清 ( リンパせつかくせい )

がんの部位だけでなく、周囲の領域のリンパ節も残さず切除することです。がんの根治をめざしたとき、リンパ液から流れて転移する危険性があり、がんの病巣をとりまく周囲のリンパ節切除が必要になります。ただし、ケースによってはすべてを取り除く必要がなく、またリンパ節の研究が進んで、大きく切除しなくても根治が可能になってきました。
リンパ節を切除すると、リンパ浮腫といわれるむくみが起こることがあります。その場合は、リンパマッサージなど適切なケアをしましょう。

リンパ浮腫 ( りんぱふしゅ )

乳がんや子宮がん、膀胱がん、前立腺がんなどの手術でリンパ節を切除した場合、または放射線療法を受けたあとに、腕や脚にあらわれるむくみのことです。完全に治すことはむずかしいのですが、リンパマッサージや専用のストッキングを活用することで改善することができます。

【出典】「がん治療の前と後 納得できる治療を受けて、前向きに過ごす手引き」
【監修】医学博士 竹中文良 2010年 株式会社法研 発行

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