急性リンパ性白血病(ALL)を学ぶ化学療法の副作用

急性リンパ性白血病(ALL)を学ぶ化学療法の副作用

急性リンパ性白血病(ALL)の患者さんにとって、治療の副作用は時に辛いものですが、適切な対応によって克服できます。ここでは代表的な副作用とその対策例をご紹介します。

食欲不振

抗がん剤による吐き気、感染症による熱などいろいろな原因により食欲がなくなります。抗がん剤の副作用に対しては点滴や飲み薬による吐き気止めがあるので、我慢せずに医師や看護師さんに吐き気があることを伝え、適切な吐き気止めを使ってもらいましょう。

また、治療中に白血球が少なくなると感染症の危険が増すため、火の通っていない生物ナマモノなどの摂取は控えましょう。

口腔と喉のヒリヒリ感

抗がん剤の影響で粘膜障害が起こります。その為、口のなかや喉に口内炎ができ、ヒリヒリ感がでてきます。その時は躊躇せず、医師や看護師さんに伝えてください。痛み止めの薬を使ってもらいましょう。

また、口内炎の予防として、治療中に氷を口に含むなどの対応もあります。また、口内炎の原因には、歯の汚れや歯に残った食べかすがあります。

そこで、やわらかい毛先の歯ブラシで歯の間のカスを取り除くつもりで歯磨きをしてください。

吐き気および嘔吐

抗がん剤の副作用として吐き気はよく知られています。

そのため通常は、抗がん剤を点滴する前に吐き気止めが点滴されています。それでも吐き気が生じたり、嘔吐してしまうことがあれば、すぐに医師や看護師に伝えましょう。

更に吐き気止めを投与してもらったり、点滴などの調整をしてもらうことで体調がなるべく悪くならないように対応してもらいましょう。

便秘および下痢

化学療法が腸に影響を及ぼし、便秘や下痢を起こすことがあります。白血球減少時は、感染性の下痢も起こす可能性があります。その時は、すぐに医師や看護師さんに伝え、状況にあった適切な治療を受けてください。

脱毛

化学療法の薬剤の副作用により脱毛が起こります。

脱毛は髪の毛だけではなく、眉毛や体中の毛が抜けてきます。治療による脱毛を防ぐことは難しいので、多くの患者さんはバンダナや帽子など自分にあったスタイルを見つけています。

また、外出の際にはカツラやウィッグなどを利用している方もいます。治療が終了すれば、徐々に髪の毛は生えてきますが、髪質が変わる場合もあります。

皮膚への影響

薬剤によっては、発疹やそう痒、皮膚の乾燥やウロコ状の皮膚になる可能性があります。また、皮膚や爪が変色する場合もあります。

これらは治療が完了すると徐々に消えていきますが、それまでは皮膚に刺激を与えず、熱すぎるお湯への入浴、刺激の強い石鹸などは避けるようにしたほうが良いです。

また、造血幹細胞移植を受けた方は、皮膚のGVHDを予防するために日焼けはしないようにしてください。

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