急性リンパ性白血病(ALL)を学ぶ治療法-化学療法 / 小児急性リンパ性白血病(ALL)

急性リンパ性白血病(ALL)を学ぶ治療法-化学療法

小児急性リンパ性白血病(ALL)

15歳までの小児急性リンパ性白血病(ALL)は、治療の進歩によって80%以上が完治するようになりました。治療の基本は成人と同様に化学療法であり、寛解導入療法、地固め療法、維持療法の順番で行いますが、成人よりも抗がん剤の投与量が多いのが特徴です。白血病の状態や染色体異常の種類、年齢等が異なれば化学療法の効果が異なるため、抗がん剤の組み合わせや使用量も状況に応じて変わります。

具体的な治療の流れは、まず、複数の抗がん剤を組み合わせた強力な化学療法(寛解導入療法)を行い、完全寛解を目指します。化学療法の効果が十分であれば3~5週間で完全寛解が得られます。完全寛解が得られた後、再発を予防し、治癒を得るための地固め療法や維持療法を引き続き行います。

治療には2~3年かかることがあり、通常、治療を始めて半年から1年程は入院しての化学療法が行われます。また中枢神経へ浸潤しやすいことから、浸潤を予防、治療するために、抗がん剤の髄注も行われます。入院での治療が終わる時に完全寛解が維持されていれば、その後は外来での維持療法に移ります。

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