急性リンパ性白血病(ALL)を学ぶ治療法-薬物療法

小児急性リンパ性白血病(ALL)

15歳までの小児急性リンパ性白血病(ALL)は、治療の進歩によって80%以上が完治するようになりました1)。治療の基本は成人と同様に寛解導入療法、地固め療法、維持療法の順番で行います。白血病の状態や染色体異常の種類、年齢等が異なれば化学療法の効果が異なるため、抗がん剤の組み合わせや使用量も状況に応じて変わります。

また中枢神経へ浸潤しやすいことから、浸潤を予防するために、抗がん剤の髄注も行われます1)

【出典】

1)日本小児血液・がん学会編.小児白血病・リンパ腫診療ガイドライン 2016年版.金原出版.8-12, 2016

【監修】東北大学大学院医学系研究科 血液・免疫病学分野(血液・免疫科)教授 張替秀郎 先生

更新年月:2022年11月

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