乳がんを学ぶ乳がんと早期発見 / マンモグラフィ検査

乳がんと早期発見マンモグラフィ検査

マンモグラフィとは、乳房専用のX線撮影装置、つまりレントゲン検査を行う装置です。乳がんの早期発見に欠かすことのできない、最も有効な画像診断の1つです。

マンモグラフィ検査により、乳がんの初期症状である微細な石灰化や、セルフチェックや触診ではわかりにくい小さなしこりを画像として捉えることができます。

マンモグラフィ検査はどのように行われるの?

撮影台の上に乳房を乗せ、透明な板で圧迫して薄く伸ばして撮影します。左右それぞれの乳房に対し、上下や斜め方向からレントゲン写真を撮ります。乳房を平たく圧迫することで病変をより鮮明に写し出します。

マンモグラフィ検査は痛い?

乳房を圧迫して撮影するため、痛みを感じることがあります。痛みには個人差がありますが、乳房の大きさにかかわらず、乳腺の発達した方のほうが痛みを感じるようです。

月経前の1週間くらいは、乳房が張って痛みに敏感になることがあります。
乳房がやわらかい状態になる月経後1週間~10日の間に検査を受けることをおすすめします。

マンモグラフィによる放射線被ばくの影響は?

マンモグラフィ検査は放射線技師によって行われます。

X線による放射線被ばくがありますが、自然のなかで浴びる放射線量と同程度なので、健康に影響が及ぶ心配はありません。ただし、妊娠中もしくは妊娠が疑われる方は、放射線感受性の高い胎児への影響を考えて、避けたほうがいいでしょう。

乳がんの早期発見にはマンモグラフィ検査が大切

欧米では、60~80%の女性が2年に1回の割合でマンモグラフィ検査を受けていて、乳がんで亡くなる方は減少しています。日本では、マンモグラフィ検査の受診率は30%を超える程度で、乳がんで亡くなる方が増え続けているのが現状です。

乳がんの早期発見のため、日本でもマンモグラフィ検査の普及が進められています。

石灰化:死んだ細胞にカルシウムが沈着した状態。良性のものと悪性のものがある。

【監修】弘前市立病院 医療局長 兼 乳腺外科科長 長谷川 善枝 先生

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