慢性骨髄性白血病(CML)を学ぶ分子標的治療薬の副作用 / 副作用の対策とセルフケア

慢性骨髄性白血病(CML)を学ぶ分子標的治療薬の副作用

副作用の対策とセルフケア

副作用のなかには、適切に処置すれば症状を軽減でき、治療を継続できるものもありますが、すぐに治療を中止または減量・休薬しなくてはならないものもあります。そうした判断は主治医が行いますので、気になる症状があらわれたら、すぐに主治医に相談することが大切です。
また、現在では多くの薬剤であらわれやすい副作用の種類、時期がわかっています。副作用を少しでも軽減し治療を継続するためにも、事前に予防や対策を行いましょう。

副作用の対策とセルフケア

<吐き気・嘔吐>

水分を十分に摂りましょう。特に胃に長く留まる脂肪性食品の摂取を控えましょう。症状が強い場合は吐き気止めの薬を用いることがあります。

<下痢>

辛い物や刺激の強い食べ物、油っこい料理は控えます。下痢が続くときは水分やナトリウムが多く失われるので、脱水症状を防ぐためにスポーツ飲料、経口補水液を摂取するよう心がけましょう。症状が強い場合には下痢止めの薬を用いることがあります。
本サイト内「がん患者さんのためのレシピ集」もご覧ください。

<皮膚の発疹>

皮膚へのダメージを避けるため、直射日光を避けて日焼けを防ぎ、熱い湯に触れないように注意します。保湿も心がけましょう。皮膚への刺激の少ない綿素材の肌着を着用しましょう。症状が強い場合にはかゆみ止めの薬を用いることがあります。

<むくみ、体重増加>

食塩制限、利尿薬、ステロイド外用薬の使用で改善する場合があります。体液貯留(腎臓から尿として排出される塩分や水分が体内にたまった状態)をチェックするため、定期的に体重を測定します。

<筋肉痛・筋肉のけいれん>

ビタミン、ミネラルを豊富に含んだ食品を摂り、適度に筋肉を伸ばしマッサージをするとよいでしょう。

<発熱>

免疫力が低下し、細菌などによる感染症を起こしている可能性があります。感染症を予防するために、手洗いやうがいを心がけ、外出するときはマスクをつけましょう。状態によっては抗菌薬や、体の白血球数を増やす薬(G-CSF)による治療が必要になります。

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