大腸がんを学ぶ大腸がんの検査 / 大腸がんが疑われるとき実施する検査

大腸がんの検査大腸がんが疑われるとき実施する検査

一次検診(便潜血検査)や症状などで大腸がんが疑われる場合、直腸指診や注腸造影検査、大腸内視鏡検査を行い、大腸がんの有無を調べます。

便潜血検査

大腸がんの精密検査が必要な人を選び出す有効で負担の少ない検査で、食事制限もなく簡単に受けられます。免疫学的な反応で便中の微量の出血を調べます。

直腸指診

肛門から直腸内に指を挿入して、指の感触でしこりや異常の有無を調べます。肛門に近い直腸に発生したがんやポリープなどがわかることがあります。

注腸造影検査

肛門からバリウムと空気を流し込んでX線写真を撮影し、大腸の形の変化から病変を診断する方法で、がんの位置や大きさなどが分かります。

大腸内視鏡検査

内視鏡を肛門から挿入して、直腸から盲腸までの全大腸を内側から観察します。

がんの疑いがある病変から細胞を採取して良性か悪性かを鑑別したり、内視鏡で根治可能な早期がんと手術が必要な病変との判別も行うことができます。

手術の際に切除する範囲を内視鏡検査であらかじめ決めることもあります。

腫瘍マーカー(血液検査)

がんが存在すると、血液中の腫瘍マーカーが異常値を示します。一般に、大腸がんではCEAとCA19-9というマーカーが用いられています。しかし、早期がんで異常値を示すことは少なく、一般的に進行がんで異常値になります。また、進行がんであっても異常を示さない人も一定の割合で存在し、また正常な人でも少し高めの異常値を示すことがあるので注意が必要です。

【監修】国立がん研究センター東病院 消化管内科 吉野 孝之 先生
久保木 恭利 先生

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