RCC(腎細胞がん)腎がん治療に携わる先生からのメッセージ / 進行腎がんでもあきらめないでほしい

腎がん治療に携わる先生からのメッセージ進行腎がんでもあきらめないでほしい

日本医科大学付属病院泌尿器科准教授 木村 剛氏

進行腎がんの治療は現在でも容易ではありません。
しかし、分子標的薬の相次ぐ登場によって腎がんの治療法は大きく変わりつつあり、治療成績の大幅な向上が期待されています。
「生活を楽しみながら長く人生を送ることも可能です。希望を持ってください」と、日本医科大学付属病院泌尿器科准教授の木村剛先生は力強く語ってくれました。

分子標的薬の登場で、治療の道が広がった

腎がんは最近、検診、人間ドックや別の病気の検査の機会に、がんが小さい段階で発見されることが多くなっています。しかし、その一方で、進行腎がんの患者さんは減っていないというのが実感です。

腎がんでは血尿や腹痛などの自覚症状が出たときには進行していて、別の臓器に転移していることも少なくありません。また、最初に手術で取りきれたと思っていても、あとになって転移が確認される場合もあります。

進行腎がんは今でも治療が困難です。転移と聞くと「もう治らない」と絶望的な気持ちになる患者さんもいると思います。しかし、分子標的薬(後述)の登場で治療の道が広がり、上手に治療を組み立てると、QOL(生活の質)を維持しながら長期生存できるようにもなっています。進行腎がんと診断されてもがっかりせず、治療について医師とよく相談してください。

最新情報に通じた専門医のいる医療機関を受診することや、納得がいかないときにセカンドオピニオンを求めて、別の医療機関にかかることも大切です。

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監修:日本医科大学付属病院泌尿器科 准教授
木村 剛 氏

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