慢性骨髄性白血病(CML)を学ぶ慢性骨髄性白血病(CML)の原因と診断

慢性骨髄性白血病(CML)とは?

慢性骨髄性白血病(CML)は、白血球、赤血球、血小板をつくる過程で造血幹細胞ががん化する病気で、約10万人に1~1.5人の割合で発症します1。発症頻度は白血病全体の約20%を占めますが1、症状があらわれにくいため、健康診断や他の病気の検査で偶然発見されることが多い病気です。

慢性骨髄性白血病(CML)は、急性骨髄性白血病(AML)が慢性化した病気ではありません。急性骨髄性白血病(AML)と慢性骨髄性白血病(CML)では病気の進み方も異なります。急性骨髄性白血病(AML)の場合には初期から症状があらわれ、直ちに入院治療を必要としますが、慢性骨髄性白血病(CML)の場合は、初期には症状がないか、あっても軽い場合が多く、進行すると急性白血病と同じような症状があらわれます。
最近ではさまざまな新しい治療薬が登場し、慢性骨髄性白血病(CML)に罹ったとしても、早期から適切な治療を行えば、長期の生存が期待できるようになりました。

図.日本の成人白血病の病型分類と頻度

1. 木崎昌弘, 田丸淳一(編著),押味和夫(監修).WHO分類第4版による白血病・リンパ系腫瘍の病態学.中外医学社.2009

【監修】東北大学大学院医学系研究科 血液・免疫病学分野(血液・免疫科)教授 張替秀郎 先生

更新年月:2020年11月