肺がんQ&A仕事は辞めないといけないでしょうか?

働く世代ががんの診断を受けたとき、まず頭に浮かぶのが、「仕事はどうなるのだろう」「治療に専念すべきではないか」、「周りに迷惑をかけるから」ということかもしれません。皆さんにお伝えしたいのは、慌てて仕事を辞めないで、ということです。現在、がん治療と仕事の両立をしている患者さんは、たくさんいらっしゃいます。まずはご自身の状況を整理して、会社と相談しましょう。

がんの疑いがあると説明を受けてから正式な診断までには、2〜3週間を要する場合があります※1。会社には、最初に説明を受けた段階で、「がんの疑いがあり、正式な診断を待ちながら病院に通っている」こと、「いつごろ何が分かりそうか」、「それまでに休みをとる可能性」などを伝えておきましょう。これにより、会社側も心構えができます。

※1 日本肺癌学会編: 患者さんのための肺がんガイドブック 2021年版 悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む, 金原出版: 27, 2021

【監修】国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院 サポーティブケアセンター/がん相談支援センター 坂本はと恵氏

更新年月:2022年11月

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