がんとつきあう下痢とは

下痢とは?

下痢は、大腸がんなど、主に消化器系のがん患者さんにみられることが多いです。下痢の原因は多岐にわたり細菌やウイルスによる感染症、抗がん剤などの薬物治療によるもの、手術が影響していること、過敏性大腸炎などの消化不良、甲状腺疾患や糖尿病などの全身疾患によるものなどがあり原因によっては避けられない事もあります。

下痢は軟らかい水のような便(水様便:すいようべん)を普段より回数を多く認められる状態をいいます。

通常、口から摂取した食べ物は咀嚼(そしゃく)され、液体となって食道や胃、腸などの消化器系を通過します。その後、大腸(結腸)で大部分が吸収されて、半固体状の便となり排泄されます。

ところが、消化器系を通過する速度が急過ぎたり、一度に大量の食べ物が通過し過ぎたりすると、大腸での吸収が適切に行われなくなり、下痢にいたるのです。

がん患者さんの場合、がんによって腸管がふさがれると、便の通過が悪くなり便秘になったり、水分の吸収が悪くなり下痢になったりすることがあります。また、がん患者さんの中には、化学療法の治療や腸の手術で下痢が避けられない場合も多いのです。慢性的な下痢は、体調不良や精神的な苦痛をともないます。

ここでは、そうしたことをなるべく軽減する為に、がん患者さんが上手に自己コントロールするための情報やアドバイスをご紹介します。これらをご参考いただき、できるだけ快適でストレスのない生活を送れるよう、担当医や医療チームと相談してみましょう。

【監修】聖路加国際病院 緩和ケア病棟 ブレストセンター オンコロジーセンター ナースマネージャー 玉橋容子氏

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