肺がんを学ぶ肺がんの基礎知識 / 肺がんとは

肺がんの基礎知識肺がんとは

肺がんとは肺にできるがんのことで、近年、患者さんの数が増加しています。最初に、肺がんではどのような症状がみられるのか、肺がんの原因にはどのようなものがあるのかについて知りましょう。

肺がんとは

肺は呼吸をするための器官で、呼吸によって吸い込んだ空気から酸素を体内に取り込み、体内から二酸化炭素を取り出して口から吐き出す役割をしています。

口から入った空気は、気管を通り、左右の肺に分かれたあとでさらに枝分かれし(気管支)、最後には酸素と二酸化炭素の交換を行う肺胞にたどり着きます。

肺胞はいほうは小さな袋のようなものですが、肺はこれらの袋が無数に集まって、やわらかいスポンジのような構造になっています。肺胞の数は、成人で2億~7億個といわれています。肺胞のまわりを毛細血管が取り巻き、二酸化炭素と酸素のガス交換が行われています。

肺がんは、肺の気管、気管支、肺胞の一部の細胞がなんらかの原因でがん化したものです。進行するにつれてまわりの組織を破壊しながら増殖し、血液やリンパの流れにのって広がっていきます。

肺の構造

肺の構造

加藤 治文:健康ライブラリー イラスト版 新版 防ぐ、治す 肺ガンの最新治療 講談社:28, 2008

がんは遺伝子変異によって起こる

わたしたちの身体はたくさんの「細胞」で構成されています。正常な細胞は、必要なときに増殖し、不要なときには増殖しないという一定のルールに従うことで、増えすぎないように、「遺伝子」によりコントロールされています。
しかし、この仕組みをコントロールしている遺伝子に異常(変異)が起こると、細胞が限りなく増殖するようになってしまいます。こうして限りなく増殖する性質をもった細胞を「がん細胞」といい、「がん細胞」が集まったものを「がん」といいます。

【監修】日本医科大学付属病院 がん診療センター長 教授 久保田 馨先生

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