肺がんの治療と副作用主な治療法と副作用・合併症

肺がんの治療方法は主に外科療法(手術)、放射線療法、薬物療法[抗がん剤(細胞傷害性抗がん剤)、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬]があり、それぞれの治療中や治療後には、副作用や合併症があらわれることがあります。また、肺がんと診断されたその日から不安や痛みといったさまざまな苦痛をやわらげるための緩和ケアや適切なリハビリテーションが必要に応じておこなわれます。

副作用や合併症について、どのような症状がいつあらわれるかについては個人差がありますが、いずれも早めに気づいて適切な対処を行うことが重要です。

また、予防できる症状については予防をすることも大切です。ご自分の行っている治療ではどのような副作用が起こる可能性があるのかをよく理解し、下記以外でも気になる症状がみられた場合には、すぐに担当医に相談しましょう。

肺がんの主な治療法と副作用・合併症

外科療法※1
放射線療法※2
薬物療法※2-5

※本ウェブサイトにおいて「抗がん剤(細胞傷害性抗がん剤)」による治療とは、化学療法のことを指します。

※1 坪井正博: よくわかるがん治療 肺がん 最先端治療と再発・転移を防ぐ日常生活の工夫, 主婦の友社: 95-96, 2020

※2 渡辺俊一, 大江裕一郎, 伊丹純ほか: 国立がん研究センターの肺がんの本, 小学館クリエイティブ: 66-92, 2018

※3 日本肺癌学会編: 患者さんと家族のための肺がんガイドブック 2023年版 悪性胸膜中皮腫・胸腺腫瘍含む, 金原出版: 109-120, 2023

※4 日本がん看護学会: 分子標的治療薬とケア, 医学書院: 199-202, 2016

※5 日本臨床腫瘍学会編: がん免疫療法ガイドライン 第3版, 金原出版: 38-106, 2023 

【監修】近畿大学病院 がんセンター 特任教授 中川和彦 先生

更新年月:2024年10月

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