急性リンパ性白血病(ALL)を学ぶ急性リンパ性白血病(ALL)の原因と診断

急性リンパ性白血病(ALL)とは?

急性リンパ性白血病(Acute Lymphoblastic Leukemia: ALL(エーエルエル))は、造血幹細胞からリンパ系に分かれた幹細胞(リンパ系幹細胞)ががん化した病気です。リンパ系幹細胞は、成熟すると白血球の一部であるリンパ球になります。リンパ球は、免疫システムの重要な担い手として機能を果たします1)

リンパ性白血病の中でもがん化する速度が早いタイプの白血病が、急性リンパ性白血病(ALL)です。一方、骨髄性白血病の中で、がん化する速度が早いタイプは急性骨髄性白血病(AML)といいます。急性骨髄性白血病(AML)に関してはこちらをご覧ください。(AML参照)

図.急性リンパ性白血病(ALL)の原因になるリンパ系幹細胞2)

【出典】

1)薄井紀子:急性リンパ性白血病(ALL)の基礎と臨床 医薬ジャーナル社:2, 2016

2) 国立がん研究センター:がん情報サービス 急性リンパ球性白血病/リンパ芽球性リンパ腫
https://ganjoho.jp/public/cancer/ALL/index.html 2022/06/30参照

3)がん情報サービス:白血病の種類
https://ganjoho.jp/public/cancer/class_leukemia/index.html 2022/6/30参照

【監修】東北大学大学院医学系研究科 血液・免疫病学分野(血液・免疫科)教授 張替秀郎 先生

更新年月:2022年11月

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