自分の状態について知る主治医に質問してみましょう医師の説明をただ一方的に聞くだけでなく、わからないことや疑問に思ったことは、どんどん質問しましょう。今は「すべて先生にお任せ」という時代ではありません。治療を受けるのは自分です。主体性をもって、納得して治療を受けるためにも、質問することは大切です。主治医から検査結果の説明があると思いますが、この場合、どんな検査でどんな結果が出たのかを具体的に把握するようにしましょう。検査結果から、どんな診断がついたのか、その診断は確定診断なのか、がん以外の可能性がないかなども聞きましょう。がんと確定している場合、がんの存在する場所と広がりの範囲がどの程度かを確認します。診断内容について納得できたら、次は治療方法です。現在の病状に対して、具体的な治療法が提示されたら、他に選択肢がないかどうかを確認しましょう。もしある場合、その中で主治医がなぜその方法を選択したのか、その理由も聞くといいでしょう。また、その治療にどんな効果が期待できるのか、どんな副作用があるのか、治療が日常生活に及ぼす影響についても確認します。入院が必要なら、どれくらいの期間になるのか、入院前に準備しておくことがないかどうか。また、最近は入院せずに、病院に通いながら(外来で)がんの治療を続けられるケースも増えてきました。化学療法など、外来で治療を受けられる場合は、仕事を続けながら治療を受けられるかどうかも確認しましょう。主治医への質問リスト例主治医への質問リスト例診断名は何ですか?どんな検査の結果、その診断に結び付いたのですか?がんではない可能性もありますか?その診断は今後、変わることはありませんか?がんができている位置、広がりの範囲を教えてください。治療法にはどんな選択肢がありますか?それぞれのメリット・デメリットは?そのなかで、どの方法が一番よいと思われますか?それはなぜですか?治療には入院が必要ですか?必要ならば、どれくらいの期間ですか?治療を行なうことで、仕事や日常生活への影響はどの程度考えられますか?趣味のスポーツなどは今まで通り続けられますか?病院の治療以外に、自分でできることはありますか?生活で心がけることは?関連リンク【国立がん研究センターがん情報サービス】がんと診断されたあなたに知ってほしいこと-情報を集めるときに大切にしたいこと※リンク先は、ファイザー株式会社のサイトを離れます。リンク先のサイトはファイザー株式会社の所有・管理するものではなく、ファイザー株式会社は、リンク先の内容・サービスについて、一切責任を負いません。【監修】近畿大学医学部 血液・膠原病内科教授 松村到 先生更新年月:2024年7月ONC46O042A