大腸がんの基礎知識大腸がんの症状

早期の大腸がんでは症状はほとんどありませんが、進行すると、血便、便秘と下痢を繰り返す、便が細くなる、便が残る感じ、お腹が張る、腹痛、貧血、腫瘤(しこり)、腸閉塞などの症状が出ます

これらの症状は、大腸のどこに、どの程度の大きさのがんができているかによって異なります

右側の大腸がん(盲腸がん、上行結腸がん、横行結腸がん)では大きくなるまで症状が出にくく、腫瘤(しこり)として発見されることが多く、腹部の張り感や、慢性的な出血による貧血もみられます

一方、左側の大腸がん(下行結腸がん、S状結腸がん、直腸がん)は、血便などの出血、便秘・下痢、便が細くなるなどの症状で発見されることが多いのが特徴です

※【出典】大腸癌研究会編. 患者さんのための大腸癌治療ガイドライン 2022年版, 金原出版, p15-16, 2022

【監修】国立がん研究センター東病院 消化管内科 吉野孝之 先生
小谷大輔 先生

更新年月:2024年3月

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