乳がんと早期発見早期発見のために

乳がん罹患率の増加

日本人女性の9人に1人が乳がんを発症しています※1
近年の増加の背景には、食生活やライフスタイルの変化があると考えられています。

発症の可能性

乳がんになる危険性は30歳代後半から40歳代にかけて急増します。しかし、どの年代にも発症の可能性はあります。「まだ若いから」「出産・授乳経験があるから」「もう閉経したから」といった理由で安心することはできません。

全国のがん診療連携拠点病院等をはじめとするがん診療病院から収集した院内がん登録全国集計結果
部位ごとに、性別、年齢階級、発見経緯等を集計

早期治療の重要性

乳がんは乳腺に発生する悪性腫瘍です。時間の経過とともに、がん細胞が増殖して乳腺の外へも広がっていきます。そして血管やリンパ管へ入って全身をめぐり、乳腺以外のさまざまな組織や臓器へ転移します。

乳がんから命を守るために、少しでも早く発見して治療を行うことがとても重要です。

乳がんは乳腺に発生する悪性腫瘍

乳がんは、乳房の中にある「乳腺」(母乳をつくるところ)にできる悪性腫瘍です。

乳腺は、母乳を産生する「小葉」と、母乳を乳頭まで運ぶ「乳管」に分けられます。

乳がんの多くは、乳腺の中の乳管や小葉の細胞ががん化して発生します。

乳腺の外へも広がる乳がん

がん細胞は乳腺だけにとどまらず、時間の経過とともに血管やリンパ管に入って全身をめぐり、リンパ節や骨、肺、肝臓などのさまざまな組織や臓器への転移をひきおこします。

※1【出典】国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html (2023年9月1日現在)

※2【出典】国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/dl/index.html#incidence4pref (2023年9月1日現在)

【監修】筑波大学附属病院 乳腺・甲状腺・内分泌外科 准教授 坂東裕子 先生

更新年月:2024年10月

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