乳がんと症状 早期発見のために セルフチェック 定期健診乳がんと早期発見乳がんセルフチェック乳がんは身体の表面に近いところに発生するため、自分で観察したりふれたりすることによって発見できる可能性があります。チェックポイントと方法以下を参考に、ご自身でチェックしてみましょう。※注意このチェックシートは、疾患の診断に代わるものではありません。チェックの結果、問題や異常がなくても、不安や気になることがあれば必ず医療機関を受診してください。乳房の変形や左右差がないかしこりがないかひきつれがないかえくぼのようなへこみがないかただれがないか出血や異常な分泌物がないか『入浴前』に鏡のまえで両腕を下げた姿勢で、乳房や乳頭を観察します。両腕を高く上げた姿勢で、正面・側面・斜めから乳房を観察します。乳頭を軽くつまみ、血のような分泌液がないか調べます。『入浴中』にバスルームで皮膚の凹凸がよくわかるよう、手に石けんをつけて滑りやすくしておきます。腕をあげ、乳房の表面に渦巻きを描くようにして、しこりやこぶなどがないか調べます。指先をそろえてわきの下に差し入れ、リンパ節が腫れていないか確認します。『おやすみ前』にベッドのうえで仰向けに横たわります。(肩の下に薄いクッションなどを敷くと調べやすくなります)腕を上げて、乳房の内側半分を指の腹で軽く圧迫しながら調べます。腕を下げて、乳房の外側半分を指の腹で軽く圧迫しながら調べます。わきの下に手を入れ、しこりがないか指の腹で調べます。毎月1回のチェックを習慣に普段から乳房の状態を確認していれば、小さな変化が生じたときに気づきやすくなります。セルフチェックは、閉経前の方は乳房がやわらかくなる月経終了後1週間~10日の間に、閉経後の方は一定の日にちを決めて、毎月1回行いましょう。変化に気付いたらすぐに受診を少しでも変化や異変に気づいたら、すぐに専門の医療機関(乳腺外科、乳腺科、乳腺内分泌外科などの表示のある病院やクリニック)を受診しましょう。乳がんが発生しやすいのは「外側の上部」乳がんは、左右の乳房ともに「外側の上部」に発生しやすいことが知られています。医療情報科学研究所編: 病気がみえるvol.9 婦人科・乳腺外科第4版メディックメディア: 284, 2021より作成【監修】筑波大学附属病院 乳腺・甲状腺・内分泌外科 准教授 坂東裕子 先生更新年月:2024年10月ONC45N016A 早期発見のために 定期検診