がんとつきあう(がん治療の副作用)便秘とは

便秘とは

便秘とは一般的に、大腸内の排泄物(便)の通過が遅くなったり、腸内に便が長時間とどまるなど、排便が順調に行われない状態のことをいいます。排便のない状態が3日程度続いたら、便秘だと思ってよいでしょう。

また、1日1回排便があっても、

  • 量が少ない
  • すっきり出た感じがない
  • 便が硬く、なかなか排泄できない
  • 排便の間隔が不規則

などの状態があれば、便秘といえます。

1日1回、バナナ2本分くらいの排便があるのが理想的です。
がん患者さんの場合、投薬など治療の影響で腸の働きが抑えられ、便秘になることがあります。

便秘が続くと、体調に影響が現れるのはもちろん、排便がないことがストレスになって、思わぬ不調が顔を出すこともあります。

ここでは、がん患者さんができるだけ快適でストレスのない日々が送れるよう、上手に排便をコントロールするための方法やアドバイスをご紹介します。これらを参考に担当の医師と相談して、便秘に関する悩みを少しでも減らしていきましょう。

【監修】京都府立医科大学 呼吸器内科学 教授 髙山浩一 先生

更新年月:2024年10月

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