がんとつきあう(がん治療の副作用)口腔内に不快感があるときの食事の仕方
口内炎などで口腔に不快感がある場合には、食事の仕方にも注意が必要です。以下のアドバイスを参考にするとよいでしょう。
避けたほうがよい食べ物
- 熱いもの、硬いもの、塩味や酸味の強いもの、香辛料の強い食べ物は、口内炎の症状を悪化させる場合があります。なるべく室温で食べ、刺激の少ない食べ物を選びましょう。
積極的に摂取したほうがよい食べ物
- 軟らかい食べ物や液体など、喉を通りやすい物を食べることを心掛けてください。
- 氷などの冷たいものは、刺激になることもありますが、痛みを和らげる作用が得られることもありますので、試してみるといいでしょう。
- 低刺激性の麦芽飲料、シェイク、アイスクリームは栄養のある軽食です。好みの果物ジュースやフルーツパンチでアイスキャンディーを作ってもよいでしょう。
- 食欲がない、あるいは体重減少が気になるという場合には、食間に軽食を摂ることを試したり、好みのインスタント食品や冷凍食品の中から手軽に調理でき高カロリーで軟らかい食べ物を試したりしてください。
その他、食事の仕方における注意
- 飲み込むのが痛い場合は、局所麻酔薬で口をすすぐとよい場合があります。担当医に相談してみましょう。食事や軽食を摂った後は毎回口を洗浄しましょう。
- 食事や軽食を摂った後は毎回口を洗浄してください。
【監修】がん研究会有明病院 乳腺センター 乳腺内科部長 高野利実 先生
更新年月:2021年2月