肺がんQ&A医療費が高くて不安です。使える制度はありますか?

がん治療では、医療費の自己負担分が高額になることがあります。そんなときは、1ヵ月間の医療費が一定の限度で済む「高額療養費制度」や、1年間で多額の医療費を支払ったときに、税務署に確定申告を行うことで所得税が還付される「医療費控除」制度などにより、医療費の負担を軽くすることができます。

他にも、生活を支える傷病手当金や障害年金、介護保険制度など、さまざまな助成・支援の仕組みがあります。また、厚生労働省では、「がん患者の就労に関する総合支援事業」がすすめられていて、お仕事をつづけながら治療を行うことをサポートする仕組みも整ってきています。民間の保険に入っている場合は、入っている保険の内容を確認してみましょう。

「がん相談支援センター」は、治療にかかる費用やお仕事の相談にも乗ってくれます。不安や心配が出てきたときは、相談してみましょう。

【監修】国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院 サポーティブケアセンター/がん相談支援センター 坂本はと恵氏

更新年月:2022年11月

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