panNETについてpanNET(膵神経内分泌腫瘍)って何?pNETとの違いは?

pNET

panNETは、膵臓の内分泌細胞、つまりホルモンを作る細胞から発生する腫瘍です※1,2。同じ膵臓の腫瘍でも、一般的に言われる膵臓がんとは別のタイプのがんで、症状や悪性度だけでなく治療も大きく異なります※3,4。panNETは膵神経内分泌腫瘍(panNEN)の1つで、細胞の分化度が高いことが特徴です※4。これまでpNETと記載していましたが、2017年よりpanNETと呼ぶようになりました※5
panNETの症状は、ホルモンが異常に分泌されることで症状が引き起こされ、その症状や悪性度は分泌されるホルモンによって異なります※4。このタイプを機能性腫瘍といい、ガストリン、インスリン、グルカゴンなどのホルモンを過剰に分泌します※4。また、panNETの中にはホルモン症状を示さないものもあります※4(panNETの症状に関する詳しい情報は、panNET Q&A どんな症状がありますか?をご覧ください)。こちらのタイプを非機能性腫瘍といいます。
また、panNETは非常に希な病気で、日本では1年間に10万人あたり約1.3人の割合で新たに発症すると言われています※6

※ panNETは、pancreatic neuroendocrine neoplasms(panNEN)の一つです。panNENも日本語では、膵神経内分泌腫瘍となります。

※1【出典】Ito, T. et al.: Best Pract Res Clin Gastroenterol 26(6): 737-753, 2012

※2【出典】国立がん研究センター希少がんセンター
https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/about/neuroendocrine_tumor/index.html

※3【出典】国立がん研究センターがん情報サービス
https://ganjoho.jp/public/cancer/pancreas/index.html

※4【出典】国立がん研究センターがん情報サービス
https://ganjoho.jp/public/cancer/net/index.html

※5【出典】Rindi, G. et al.: Mod Pathol 31(12): 1770-1786, 2018

※6【出典】Ito, T. et al.: J Gastroenterol 50(1): 58-64, 2015

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監修:福岡山王病院 肝臓・胆のう・膵臓内科 センター長
伊藤鉄英 先生

更新年月:2021年4月